ABOUT CARE インフルエンザ

インフルエンザウイルスに感染することによって発症し、発熱、咽頭痛、鼻水、咳などの症状に加え、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が出現します。小児ではまれに急性脳症を、高齢の方など免疫力低下があると細菌性肺炎を伴うなど、重症化することがあるため注意を要します。

インフルエンザ治療薬

インフルエンザに対する治療薬としては、抗インフルエンザウイルス薬を使用します。インフルエンザはウイルスなので抗生物質は全く効果がありません。当院で主に使用している抗インフルエンザ薬は以下の通りです。

  • オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル)
  • ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)
  • バロキサビル マルボキシル(商品名:ゾフルーザ)

抗インフルエンザウイルス薬は発症から48時間以内に開始する必要があります。発熱期間は通常1~2日間短縮し、回復が早まります。

インフルエンザによる自宅療養期間

学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」がインフルエンザによる出席停止期間です。成人でも基本的に同様の療養をご説明しています。