ABOUT CARE 動悸

動悸を自覚する疾患は様々あり、心電図検査で診断を行っていきます。しかし、症状が一時的なことも多く、症状があるときの心電図がないと診断できないことがほとんどです。
ご自身で症状出現時に橈骨動脈(手首の動脈)で脈拍を確認していただけると、診断の助けになることがあります。また、最近ではスマートウォッチなどで心電図記録ができれば確定診断に至る可能性も高まります。


正常の拍動はトン トン トン トン トンと一定のリズムで1分間に60~80回拍動します。


洞性頻脈、発作性上室性頻拍、WPW症候群などでは一定のリズムで1分間に140~160回拍動します。脈拍を調べるとトントントントントントントントントン
と正常の2~3倍の速さで拍動します。

上室性期外収縮、心室性期外収縮は一定の間隔の中に、タイミングをずらして拍動します。トン トン トン ント トン トン トン ント と、時折脈がとんだ感じに拍動します。

心房細動(慢性、発作性)は全くバラバラに拍動します。
トント ン ト  トン トトト  トンントンと脈はバラバラ(絶対性不整脈)に拍動します。

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