ABOUT CARE 高尿酸血症・痛風
高尿酸血症・痛風とは
血清尿酸値が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と診断され、高尿酸血症の状態が長く続くと、尿酸が結晶になって関節に沈着し、急性関節炎(痛風)を引き起こします。
治療について
痛風発作が生じた際には、まず炎症を抑える治療を行い、その後尿酸値の正常化を目指します。
食事に関する注意点
- 標準体重を目標に減量しましょう:過食に注意し標準体重を目標に減量することが大切です。ただし、あまり急激な減量は、血清尿酸値の上昇につながるので注意が必要です。
- プリン体を多く含む食品の摂取を避けましょう:体内の尿酸が増えると、血液中に蓄積されることから、プリン体を多く含む食品の摂取は控えましょう。プリン体は水溶性なので、肉や魚のスープにも注意が必要です。
- 水分を十分にとりましょう:水分摂取量が増えると、尿量が増加します。結果尿中の尿酸の排泄量が増加し、血中の尿酸値が低下します。水分は、お水・お茶・ウーロン茶などがお勧めです。
- アルコール摂取を控えましょう:アルコール代謝に関連して血清尿酸値が上昇しますので控えましょう。特に、ビールはプリン体を多く含みます。
- 一日の食事は3食規則正しくとり、栄養のバランスが偏らないようにしましょう:主食(穀類)・主菜(肉・魚・卵・豆腐など)・副菜(野菜類)を組み合わせて摂取しましょう。ただし、果物は果糖が多いので、摂りすぎないようにしましょう。
日常生活での注意点
- 適度な運動を心がけましょう:週3日程度、軽い運動を継続して行うと、肥満などの改善に効果があります。過度な運動は、血清尿酸値の上昇を招きます。
- ストレスをためないようにしましょう:十分に休養して、ストレスを上手に解消しましょう。
薬物療法について
高尿酸血症の治療薬は下記の3つに分類されます。病態に応じて使い分けをして、6.0mg/dl以下を目指した治療を行います。
- 尿酸排泄促進薬(プロベネシド、ベンズブロマンなど):尿酸排泄低下型の高尿酸血症に用いる
- 尿酸生成抑制薬(フェブキソスタット、ユリスなど):尿酸産生過剰型の高尿酸血症に用いる
- 尿アルカリ化薬(ウラリット):尿pHを上昇させ、尿路結石の発生を予防する
診療科目
内科
- 発熱外来(感染症外来) 新型コロナウイルス感染症 インフルエンザ 感染性胃腸炎 糖尿病 脂質異常症 高尿酸血症・痛風 便秘症 過敏性腸症候群 予防接種(公費、自費) 健康診断(特定健診など) 麻薬等診断書(薬物中毒ではないことを証明する診断書) 在宅医療(訪問診療・往診)
循環器内科
- 高血圧症 不整脈疾患(概説) 心房細動 睡眠時無呼吸症候群 ペースメーカ外来
泌尿器科
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皮膚科
- アレルギー疾患(アレルギー性鼻炎を含む) 湿疹(皮膚炎) 蕁麻疹 尋常性疣贅(いぼ) 白癬症(みずむし、いんきんたむし、など) AGA治療(自費診療)
外科
- 外科疾患(概説)